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初めてのBCでも 安心して楽しめるツアー体験「BACKCOUNTRY CHALLENGE」Vol.2

 

 

初めてのBCでも 安心して楽しめるツアー体験「BACKCOUNTRY CHALLENGE @hakuba」
Vol.2(後編)

「ダイナミックなノートラックバーンすべってみたい」
そんな人のために安全にバックカントリーを楽しむことができるガイドクラブのBC ツアーを紹介。
Photographs:Go Ito、Mayuko Ami

 

 

 

am11:00 登頂

@白馬乗鞍岳

 

壮大な斜面でターンを切るたび新雪が大きく舞い上がっていた

すべるラインを決めるのも真剣
ロープウエー下り場の栂池自然園入り口、標高1,850mから1時間半程かけて標高2,469mの白馬乗鞍岳に到着。近くの山の地形や最近の積雪状況を聞いたり、自然に生殖している木の名前や動物の足跡など、途中で興味をもったことわいわいと話しながらのハイクアップは、思っていたよりもあっという間に着いたという印象だ。
ここまで来たら、いよいよライディング。目の前に広がる一枚バーンに少し緊張しつつ、どのルートですべろうかと2人とも真剣な眼差しで斜面を見つめていた。そしていよいよドロップ。昨日までの降雪が溜まった壮大な斜面はターンを切るたびに雪が舞い上がり、気持ちがいいことは一目瞭然。大きくゆったりとしたターンを描き、満足そうな笑顔で下りてくる。このよさはきっと、登った人にしか味わうことはできないだろう。

 

 


スプリットボードを歩行モードから滑走モードへ

 


ゲレンデでは味わえないダイナミックなライディングができる

 


昨日の積雪が、最高のライドフィールをもたらしてくれる

 


気持ちいい1本が決まった時は自然とテンションが上がる

 


いろいろな地形から、好きなラインを選んでライディング

 

地形遊びも楽しめる
壮大な一枚バーンをすべった後は少しだけ登り返して、次のライディングポイントへ。こちらは沢形状になっていて、カベへの当て込みなどの地形遊びができる。さらにところどころに木が生えているので、気軽なツリーランコースの気分も味わえ、楽しみどころが満載だ。そんなシチュエーションで2人は次はどこに当て込もうかと相談しながら、ガイドからのアドバイスも受けつつ、ベストポイントを求めてドロップしていく。ゲレンデとは違って整備されていないからこそ、想像力次第でいろいろな楽しみ方ができるのがBC の面白さでもある。

 

 

am14:30 下山

@栂池高原

 

 

BC には魅力的なバーンがまっている
地形遊びができるポイントを下っていくと、ツアーももう終わりに近付く。このポイントでは、そのまますべり下りていくと、ゲレンデのコースへと合流することができる。そうして最後はゲレンデのピステンバーンを通って麓へ下りていく訳だが、さっきまでふわふわの深雪をすべっていた感覚が残っているのと、ハイクアップやライディングで少し疲れているのもあって圧雪バーンでしっかりと踏み込むことができない。さっきまですべっていたところが別世界だったことを改めて感じる。降った時はゲレンデのパウダーでも充分に楽しめるが、少し登っていくだけでこんなにも違う世界が広がっている。一度知ったら何度もチャレンジしたくなる魅力的なエリアだ。
しかし、BC は初心者が安易に行けるものではない。日頃からの天候の移り変わりをチェックし、その日の雪の状況や天候、最適なルートの情報をしっかりと知っておく必要がある。さらに雪崩やケガなど、最悪の状況となった場合に対応するための知識も必ず身につけておかなければならない。そういったことから、今回は知識や情報をしっかりと備えたガイドクラブのツアーで、安心して、最高の雪を楽しむことができた。コレをみて「参加してみたい」と思った人、行きたいポイントの周辺には地元をよく知ったガイドクラブがあるので、そういったところを訪ねてみよう。行きつけのガイドクラブを作っておくと、穴場スポットに連れて行ってもらえることもあるかもしれない。

 

 

 

 

ガイドってどんなことをしているの?
ガイドクラブでは、みんなが安全に雪山で遊べるように日頃から多くのことを行なっている。下で紹介している基本はもちろん、ガイド協会の主催する講習会や資格試験などさまざまな知識を身に付けている。


ガイドが背負っている荷物の一例。重量は8 ~10キロ程度。ビーコンやプローブだけでなく、ロープやGPS、ファーストエイドなど緊急事態に備えた道具を常に携帯している。

 

 

①1日前 ②2日前 ③3日前 ④4日前
ガイドは常に雪山の状況を把握するために、情報を収集している。いろいろなタイプの天気予報を毎日チェックし、できるだけ毎日雪山に足を運んでいる。

 


山の地形やルートなどの知識を身に付けている。雪が降る前の山に上り、その地形を確認するなどして、山への知識を深めている。

 

 

 

今回のツアーを体験してみて
バッチリと新雪のタイミングでダイナミックな一枚バーンと、テクニカルな地形の両方を楽しめた今回のツアーに参加した2人の感想を聞いてみた。

 



今回はスプリットボードに初めて挑戦してみたけど、扱いも簡単で楽に登頂できることに感動しました。また、ビーコン操作や捜索についても、理解はしているつもりだけど、教われば教わるほどレベルアップできるのでまた是非参加したいです。めっちゃ楽しかった!
by 鈴木如

 

 


ゲレンデと違って見渡す限りの真っ白い斜面が最高でした。普段のゲレンデ滑走と異なり、地形の変化に応じて滑走することが安全かつよりよいすべりができるんだなと感じました。自分の能力を磨いて、いいパウダーを求めてもっとすべりたいです。
by 吉田あみ

 

 

 

 

>Vol.1(前編)